【投資】【テクニカル指標】RSI(相対力指数)について解説します!

投資

こんにちは!nagaです!

今回はRSI(相対力指数)について解説したいと思います!

RSIは「Relative Strength Index」の頭文字をとったものです。
日本語だと「相対力指数(そうたいりょくしすう)」といいます。
Relativeは「相対的な」Strengthは「力」Indexは「指数」です。

RSIとは

RSIとは、
株価が買われすぎの水準か、売られすぎの水準か判断するための指標です

RSIは、テクニカル分析のオシレーター分析で利用されます。
テクニカル分析、オシレーター分析についてはこちらの記事をご参照ください。

RSIは0%から100%までの数値で表されます。

一般に、
70%以上で買われすぎなので売りサイン、
30%以下で売られすぎなので買いサインとされています。

RSIの計算式

RSIは下記のように計算します。

RSI(%)=A÷(A+B)×100

A(円)=当日を含む過去N日間のうち、株価が上昇した日の上昇金額の合計

B(円)=当日を含む過去N日間のうち、株価が下落した日の下落金額の合計

一般に、「N日間」の部分は「14日間」として計算します。

株価が上昇した日か、下落した日かは、
前日の終値とその日の終値との比較で判断されます。

前日の終値よりその日の終値が高ければ「株価が上昇した日」
前日の終値よりその日の終値が低ければ「株価が下落した日」です。

終値とは、その日の株式市場の取引において最後についた株価のことです。

では、下記の条件で、対象日のRSIの値を計算してみましょう!

・N日間を4日間とする(N=4) 
・対象日の終値:110円
・対象日の1日前の終値:105円
・対象日の2日前の終値:120円
・対象日の3日前の終値:110円
・対象日の4日前の終値:100円

Nは一般的に14としますが、ここでは簡単化のために4とします。

まずはAとBを計算するために、
前日の終値と当日の終値の差(上昇金額or下落金額)をみてみます。
※以降、この差を「変動金額」と記載します。

・対象日の変動金額:+5円(110円ー105円)
・対象日の1日前の変動金額:ー15円(105円ー120円)
・対象日の2日前の変動金額:+10円(120円ー110円)
・対象日の3日前の変動金額:+10円(110円ー100円)

となるので、AとBは下記のように計算されます。

A(円)=当日を含む過去4日間のうち、株価が上昇した日の上昇金額の合計
    =5円+10円+10円
    =25円

B(円)=当日を含む過去4日間のうち、株価が下落した日の下落金額の合計
    =15円

AとBはプラスとマイナスの符号は考えずに変動金額そのもので計算します。
そのため、Bはー15円ではなく15円となります。

AとBが分かったのでRSIを計算してみましょう。
RSIを計算すると62.5%となります。

RSI(%)=A÷(A+B)×100
      =25円÷(25円+15円)×100
      =25円÷40円×100
      =62.5%

RSIの計算式からわかること

RSIの計算式より、RSIは、
株価の上昇の勢い、株価の下落の勢いを表している
ことがわかります。

このことをより理解するために、極端な例を考えてみます。

過去N日間について、すべての日で株価が上昇した場合、RSIはどうなるでしょうか?
この場合、RSIは100%となります。

過去N日間について、すべての日で株価が下落した場合、RSIはどうなるでしょうか?
この場合、RSIは0%となります。

このように、
株価の上昇の勢いが強いほどRSIは100%に近付き、
株価の下落の勢いが強いほどRSIは0%に近付きます。

株価の上昇と下落の勢いが拮抗している場合はRSIは50%とります。

RSIの特徴

RSIと同じように、
過去の株価の上昇と下落に注目した指数に「サイコロジカルライン」というものがあります。

RSIはこのサイコロジカルラインを改良したものです。

どのように改良されたのか理解するためにサイコロジカルラインの計算式を見てみましょう。
サイコロジカルラインは下記のように計算します。

サイコロジカルライン(%)=A÷(A+B)×100

A(円)=当日を含む過去N日間のうち、株価が上昇した日の数

B(円)=当日を含む過去N日間のうち、株価が下落した日の数

このように、
RSIでは変動金額で計算したのに対し、
サイコロジカルラインでは単純に日数で計算します。

サイコロジカルラインでは変動金額を考慮しないため、
下記のように1日で株価が大きく変動するケースを正しく反映できないのに対し、
RSIでは反映できるように改良がなされています。

・対象日の変動金額:ー45円
・対象日の1日前の変動金額:+2円
・対象日の2日前の変動金額:+1円
・対象日の3日前の変動金額:+2円

RSI(%)=5円÷(5円+45円)×100
      =10%

サイコロジカルライン(%)=3日÷(3日+1日)×100
             =75%

このように、株価はー40円も下落している状況なのに、
サイコロジカルラインでは75%という「買われすぎを示す数値」が出てしまっています。

一方で、RSIは10%となり、急激な価格の変動も反映することができています。

RSIの使い方

RSIの使い方は3つあります。

1.逆張りのシグナルとして使用する
2.株価のトレンドの転換を判断する(RSIが50%の水準)
3.株価のトレンドの転換を判断する(ダイバージェンス)

では、順にみていきましょう。

1.逆張りのシグナルとして使用する

逆張りとは、株価の下落局面で買い、株価の上昇局面で売るという投資スタイルです。

反対に、株価の上昇局面で買い、株価の下落局面で売るという投資スタイルは、「順張り」といいます。

逆張りで投資する際の判断基準としてRSIを使用します。

一般に、RSIは、
70%以上で買われすぎなので売りサイン、
30%以下で売られすぎなので買いサインとされています。

下図は「三菱UFJフィナンシャル・グループ」の
株価チャート(上部の赤と緑のろうそく足)とRSI(下部の紫色のライン)を示した図です。

①の箇所でRSIが70%に到達し、
それに対応して②の箇所で株価が天井をつけて下落に転じていることが分かります。

③の箇所でRSIが30%に到達し、
それに対応して④の箇所で株価が底をついて上昇に転じていることがわかります。

上記の例では、
RSIが70%で売り、
RSIが30%で買うというRSIを利用した方法が上手く機能していることが分かります。

ですが、毎回このように上手くいくわけではありません

上手くいかないのは「トレンドが非常に強い場合」です

下図は「キーエンス」の
株価チャート(上部の赤と緑のろうそく足)とRSI(下部の紫色のライン)を示した図です。

赤丸の箇所でRSIが70%を超えています。
青丸の箇所がこの時の株価です。

RSIが70%を超えたので売りサインとなりますが、
上昇トレンドが非常に強く株価はその後も上昇を続けました。

ここで株を売っていたら、その後の株価の値上がりの利益を取り逃すことになります。
また、もし空売りをしていたらかなりの損失を被っていたことになります。

「空売り」とは、他人から株を借りてきて、株を売ることです。
借りた株なので売った株を期限内に買い戻して返さないといけません。
そのため株価が上昇したら損失を被ることになります。

①株を借りる
②その株を100円で売り100円を得る。
③株価が100円から120円に上昇
④120円で株を買い戻して、株を返す
→結果、20円の損失となります。

このように「トレンドが非常に強い場合」はRSIは有効に機能しません

といっても「トレンドが非常に強い場合」かそうでないかの判断は難しく、
機械的にRSIの数値だけをみて株を売り買いすることは非常に危険です


そのため、例えば、

・RSIが70%を超えたタイミングですぐに売るのではなく、
 RSIがその後も上昇を続けた後、再度70%を割り込んだら売る

・RSIが30%を下回ったタイミングですぐ買うのではなく、
 RSIがその後も下落を続けた後、再度30%を上回ったら買う

のように、トレンド転換の兆しを確認してから売り買いするなどの工夫をしてみてください

※RSIが下落してきたということは、
 株価上昇の勢いが弱くなってきたことを表し上昇トレンドから下降トレンドへの転換の兆しです。

※RSIが上昇してきたということは、
 株価下落の勢いが弱くなってきたことを表し下降トレンドから上昇トレンドへの転換の兆しです。

2.株価のトレンドの転換を判断する(RSIが50%の水準)

続いては、RSIの50%の水準を、
株価のトレンド転換の判断に使用する方法です。

トレンドとは、傾向のことです。
株価が上昇傾向(上昇トレンド)にあれば、買い
株価が下落傾向(下落トレンド)にあれば、売り、となります。

RSIが50%ということは、
株価上昇の勢いと株価下落の勢いが拮抗していることを表しています。

RSIが高い水準(例えば70%)から下落して50%を下回った場合、
株価上昇の勢いがなくなり、株価が下落に転じたことを表しています。
よって上昇トレンドから下落トレンドに転じたと判断します。

RSIが低い水準(例えば30%)から上昇して50%を上回った場合、
株価下落の勢いがなくなり、株価が上昇に転じたことを表しています。
よって下降トレンドから上昇トレンドに転じたと判断します。

下図は「ワークマン」の
株価チャート(上部の赤と緑のろうそく足)とRSI(下部の紫色のライン)を示した図です。

図の①は、RSIが70%を超えた時の株価です。

RSIが70%を超えているので、買われすぎのサイン(売りサイン)がでていますが、
株価はその後も上昇を続けました。

図の②は、RSIが下落してきて50%を下回った時の株価です。

RSIが下落してきて50%を下回るまで待った分、
株価下落はすでにすこし始まっていますが、
株価はその後下落を続け、下降トレンドに転じています。

このように、RSIが50%の水準をまたぎ、
トレンド転換を確認してから売り買いを行った方が、
70%、30%で機械的に売り買いするより、はるかに安全です。

3.株価のトレンドの転換を判断する(ダイバージェンス)

続いては、ダイバージェンスという現象を、
株価のトレンド転換の判断に使用する方法です。

ダイバージェンスとは、株価とRSIが逆の値動きをする現象のことです。
逆行現象とも呼ばれます。

下図は「ワークマン」の
株価チャート(上部の赤と緑のろうそく足)とRSI(下部の紫色のライン)を示した図です。

青い線で示したように、
株価は上昇しているのに対して、RSIは下落しています。

つまり、ダイバージェンスが発生しています。

これは株価は上昇しているものの、
その勢いが弱まっていることがRSIの下落として表れており、
下落トレンドへの転換を示唆しています。

その後、株価は下落トレンドへと転じていることがわかります。

このようにダイバージェンスの発生をもって、トレンド転換を判断します。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

今回はRSIについて解説しました。

ぜひ、押さえておきましょう!

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