【投資】移動平均線について解説します!【株価のトレンドを測る】【株の売買のタイミングを測る】

投資

こんにちは!nagaです!

今回は移動平均線について解説します!

移動平均線とは

移動平均線とは、日々計算した移動平均の値を線でつないだものです。

まずは、移動平均線のもとになる移動平均の計算方法からみていきましょう!

移動平均には「単純移動平均」「加重移動平均」「指数平滑移動平均」の3種類があります。
本記事では「単純移動平均」について記載します。
「加重移動平均」「指数平滑移動平均」について詳しくはこちらの記事をご参照ください。

移動平均の計算方法

対象日の移動平均は下記のように計算します。

対象日の移動平均(円)=過去N日間の終値の合計(円)÷N(日)

移動平均は、一定期間(過去N日間)の終値の平均値です。

終値とは、その日の株式市場の取引において最後についた株価のことです。

一定期間を5日間とした時、
1/5を対象日として移動平均を計算する時の一定期間は1/1~1/5となります。
1/6を対象日として移動平均を計算する時の一定期間は1/2~1/6となります。
1/7を対象日として移動平均を計算する時の一定期間は1/3~1/7となります。

このように対象日を変える(移動する)と、
対象日の移動平均を計算する時の一定期間も”移動”していくことから
“移動”平均と呼ばれています。

では、下記の条件で、対象日の移動平均の値を計算してみましょう。

・一定期間を5日間とする(N=5)
・対象日の終値:1150円
・対象日の1日前の終値:1100円
・対象日の2日前の終値:1070円
・対象日の3日前の終値:1050円
・対象日の4日前の終値:1000円

対象日の移動平均の値は下記のように計算されます。

対象日の移動平均(円)
=過去N日間の終値の合計(円)÷N(日)
=(1150円+1100円+1070円+1050円+1000円)÷5日
=5370円÷5日
=1074円

このようにして、移動平均の値を毎日毎日計算します。

こうして計算した毎日の移動平均の値を線でつないだものが移動平均線です。

移動平均線の種類

移動平均線は、移動平均(一定期間の終値の平均値)を線でつないだものでした。

移動平均を計算する時の「一定期間」をどのように設定するかによって、
移動平均線はいくつかの種類に分かれます。

・5日移動平均線
 ※一定期間を5日間とした場合の移動平均線です。

・25日移動平均線
 ※一定期間を25日間とした場合の移動平均線です。

・50日移動平均線
 ※一定期間を50日間とした場合の移動平均線です。

・13週移動平均線
 ※一定期間を13週間とした場合の移動平均線です。

・26週移動平均線
 ※一定期間を26週間とした場合の移動平均線です。

13週移動平均線と26週移動平均線は週単位の移動平均線です。
週単位の移動平均は、日単位の移動平均とは異なり、
日の終値ではなく、週の終値(金曜日の終値)を元に計算します。

一般に、数日から数カ月程度の短期でのトレード(株式の売買)を行う場合、
25日移動平均線を使用することが多いです。

数カ月から数年の長期でのトレードを行う場合、
13週移動平均線、26週移動平均線などの長期の移動平均線を使用します。

移動平均線の使い方

移動平均線の使い方は2つあります。

1.株価のトレンドを判断する
2.株価のトレンド転換を判断する

株価のトレンドとは、株価の傾向(上昇傾向にあるか、下降傾向にあるか)のことです。

では、順に見ていきましょう

1.株価のトレンドを判断する

移動平均線は、株価そのものの推移ではなく、移動平均の推移を表したものです。

株価は日々大きく上下することがあります。

一方で、移動平均は過去の数日間(週単位の場合は数週間)の平均の値であることから、
株価よりも上下の動きがゆったりになります。

移動平均線を見ることで、
株価の日々の短期的な上下の変動にまどわされず、
株価が平均的に上昇トレンドにあるか下降トレンドにあるかを判断することができます。

移動平均線が上を向いていたら(右肩あがりなら)上昇トレンド、
移動平均線が下を向いていたら(右肩さがりなら)下降トレンドと判断されます。

平均する期間が長い分、長期の移動平均線の方が短期の移動平均線よりも強いトレンドといえます。

naga
naga

50日移動平均線の方が25日移動平均線よりも強いトレンドといえます。

2.株価のトレンド転換を判断する

移動平均は、「一定期間に株を購入した人たちの買値の平均値」です。
※一定期間は、例えば25日移動平均なら25日間、50日移動平均なら50日間です。

そのため、移動平均線は投資家心理の節目になりやすいです。

下記の2つの傾向があります。

①下降トレンドにおいて、株価が移動平均線まで上昇してきたら売られやすい

1つ目の傾向は株価が下降トレンドにある時に起こる傾向です。

移動平均線の水準は「買値の平均値」ですので、
株価が移動平均線を下回っている時、
株を購入した投資家は平均的に損をしている状態にあります。

損をしている状態の投資家の心理は、

売り損ねた・・・今の株価では売るに売れないな。株価が回復するまで待とう。

となります。

この状態で、
株価が移動平均線の水準(平均的な投資家の買値)まで上昇してきた(戻ってきた)時、
投資家の心理は

やれやれ、やっと株価が買値まで戻ってきた。やっと売れるな。売ろう。

となり売り圧力が強まります。

これは「やれやれの売り」や「戻り待ちの売り」と呼ばれます。

結果として、株価が移動平均線を節目として下落してしまうという傾向があります。

この時の移動平均線は「抵抗線(レジスタンスライン)」の役割を果たします。

「抵抗線(レジスタンスライン)」は株価の上昇を妨げるラインのことです

下図は「日本たばこ産業(JT)」の
株価チャート(赤と緑のろうそく足)と25日移動平均線(青色のライン)を示した図です。

赤丸の箇所で、
25日移動平均線(青色のライン)を節目として株価が下落していることが分かります。

赤丸の箇所で株価が下落に転じています

②上昇トレンドにおいて、株価が移動平均線まで下落してきたら買われやすい

2つ目の傾向は株価が上昇トレンドにある時に起こる傾向です。

移動平均線の水準は「買値の平均値」ですので、
株価が移動平均線を上回っている時、
株を購入した投資家は平均的に得をしている状態にあります。

この時、株を購入し損ねた投資家の心理は、

上昇トレンドにあるこの株を買いたい。でもできるだけ安く買いたい。

となります。

この状態で、
株価が移動平均線の水準(平均的な投資家の買値)まで下落してきた時、
投資家の心理は

株価が移動平均線まで下落してきた。
移動平均線の値段はみんなの平均的な買値なので、
ここらで買っとくのが妥当だろう。
買おう。

となり買い圧力が強まります。

これは「押し目買い」と呼ばれます。
押し目とは、株価が上昇トレンドにある時に株価が一時的に下落することをいいます。

結果として、株価が移動平均線を節目として上昇するという傾向があります。

この時の移動平均線は「支持線(サポートライン)」の役割を果たします。

「支持線(サポートライン)」は株価の下落を阻止し再度の上昇をサポートをするラインのことです

下図は「伊藤忠商事」の
株価チャート(赤と緑のろうそく足)と25日移動平均線(青色のライン)を示した図です。

赤丸の箇所で、
25日移動平均線(青色のライン)を節目として株価が上昇していることが分かります。

赤丸の箇所で株価が上昇に転じています

ここからが本題です。

前置きが長くなりましたがここからが本題です。

移動平均線を利用して株価のトレンド転換を判断する方法についてです。

「上記の傾向が破られた時に、株価のトレンドが転換した」と判断します

つまり、下記のように判断します。

①下降トレンドにおいて、株価が移動平均線まで上昇してきて、
移動平均線を上に突き抜けてさらに上昇した場合は、上昇トレンドに転換したと判断する

株価は移動平均線を節目として下降する傾向があるものの、
それでも上昇を続けたらそれだけ上昇の勢いが強いということなので上昇トレンドへの転換と判断します。

下図は「任天堂」の
株価チャート(赤と緑のろうそく足)と25日移動平均線(青色のライン)を示した図です。

赤丸の箇所で、
25日移動平均線(青色のライン)を株価が上に突き抜けて上昇トレンドに転じていることがわかります。

赤丸の箇所で上昇トレンドに転じています

②上昇トレンドにおいて、株価が移動平均線まで下落してきて、
移動平均線を下に突き抜けてさらに下降した場合は、下降トレンドに転換したと判断する

株価は移動平均線を節目として上昇する傾向があるものの、
それでも下降を続けたらそれだけ下降の勢いが強いということなので下降トレンドへの転換と判断します。

下図は「ワークマン」の
株価チャート(赤と緑のろうそく足)と25日移動平均線(青色のライン)を示した図です。

赤丸の箇所で、
25日移動平均線(青色のライン)を株価が下に突き抜けて下降トレンドに転じていることがわかります。

赤丸の箇所で下降トレンドに転じています

さいごに

いかがでしたでしょうか?

今回は移動平均線について解説しました。

移動平均線の知識は、株価の分析を行ううえで必須といえるものです。

ぜひ、押さえておきましょう!

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