私はシステムベンダでシステム開発の仕事をしています。
ですが大学は経済学部でプログラミングは未経験でした。
未経験からプログラマーになった経験を語ります!
プログラミングに興味をもったきっかけ
私がプログラミングに興味を持ったのは大学生の時でした。
私は大学のゼミで計量経済学を学んでいました。
計量経済学というのは統計的手法を使って経済モデルを実証しようとする学問です。
経済モデルは「仮説」のことです。
「政府が公共事業をたくさん行えばGDP(国内総生産)がそれ以上に増加する」
というような仮説立てて、
過去のデータを統計的に解析してその仮説を立証しようとします。
GDPや公共投資額などの経済に関するデータは
「内閣府」のホームページなどからダウンロードできるのですが、
データ形式が分析に適していないことが多く、加工が必要になることが多いです。
当時はエクセルを利用して手作業で加工していました。
この加工作業をプログラムで自動化できたらなぁと思ったのがきっかけでした。
はじめてのプログラミング
結局、大学のゼミでの作業をプログラムで自動化することはできませんでした。
はじめてプログラミングに触れたのは
新卒として入社することになる会社に内定をいただいた後のことでした。
入社前の課題として、
仕様書をもとにプログラムを作成する課題が出されたのです。
今振り返るとそれほど難しい内容ではなかったのですが、
プログラム初心者の私としては何から手を付けてよいのかわからない…といった感じでした。
幸いインターネットで検索すれば
プログラミングに関する大概の情報は見つけることができ、
それをつぎはぎすることでなんとか取り繕う形で完成させることができました。
初心者の方は、
あまり難しいことは考えず「やりたいこと」をインターネットで検索して、
コピー&ペーストでもいいので実際に動くプログラムを一つ完成させてみるのがよいと思います。
私はこの方法でプログラムの面白さを体感でき、
技術者としての一歩目を踏み出すことができました。
ただし、個人的に使用するプログラムであればこれでもよいのですが、
業務システムのプログラムは、
大勢のひとが修正に関与し、プログラムの機能追加も頻繁に行われるため、
・誰にでも読みやすい
・機能追加がしやすい
プログラムにしておく必要があります。
そのためには、
プログラミングに関する体系的な知識が必要であると感じました。
プログラムの基礎を学ぶ
プログラムの基礎を学ぶために下記の書籍を購入しました!
プログラミングの基礎についてとてもわかりやすく記載されていました。
Javaというプログラミング言語をベースに説明されていますが、
その他のプログラミング言語でも通用する基礎的な内容です。
私は業務ではC#やVisualBasicというプログラミング言語を使用していますが、
この本で得た知識が今でも役にたっています。
初心者のかたが手にする一冊目の本としてとてもおすすめです!
上記の書籍を繰り返し読んで基礎を固めました。
あとは分からないことがあるつどインターネットで調べながら知識の肉付けしていきます。
入社前のように基礎がない状態と比べると同じインターネットを利用した学習方法でも知識の定着の度合いが大きく違うことが実感できました。
データベースとSQLの基礎を学ぶ
プログラマーとして避けてとおれないのが、
データベースとSQLに関する学習です。
業務システムのプログラムでは「顧客情報」や「売上情報」などの
データを扱います。
その”データ”を保存しておく場所が「データベース」、
「データベース」に保存された”データ”を読み込んだり、
更新したりするための命令のことを「SQL」といいます。
そのため、プログラマーにとって
データベースとSQL に関する知識が不可欠なのです。
私は下記の書籍で データベースとSQL の学習を行いました。
データベースとSQL の基礎はこの一冊で十分です。
基礎を構築おきさえすれば、
あとは分からないことがあるつどインターネットで調べながら知識の肉付けしていくだけです!
※SQLはStructured Query Languageの略です。
日本語としては構造化された(Structured)問い合わせ(Query)言語(Language)となります。
データベースに対して
・データを取得して~
・データを更新して~
といったように”問い合わせ”を行う言語です。
私たちが日記を書くように自由に記載してよいわけではなく、
文型が決まっています。(” 構造化され(Structured)”ています。)
さいごに
初心者だった私がプログラマーとしての基礎を学ぶまでの工程を記載してみました。
上記の学習でプログラマーとして最低限の給料をもらえるレベルにまでは到達できると思います!
プログラマーの世界は日進月歩、
目まぐるしく技術が入れ替わっている印象をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、
今回ご紹介した書籍に書かれているような基礎の部分は 実は ほとんど変わっていません。
基礎の部分を抑えることは決して無駄になりませんので、
参考にしていただけたら幸いです。
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