【合格体験記】データベーススペシャリスト試験を受験してよかったことをまとめてみました!

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ナガ

こんにちは!
資格試験好き会社員のナガです


今回は、情報処理技術者試験の高度区分の試験であるデータベーススペシャリスト試験について語りたいと思います。


試験を受けてみようかな?と考えている方のお役に立てたら幸いです。

・どんな試験?
・受験するとどんなよいことがある?


そんな疑問に答える記事となっておりますのでぜひご覧ください!

目次(クリックで飛べます)

データベーススペシャリスト試験とは

データベーススペシャリスト試験は、情報処理技術者試験の試験区分のうちの一つです。

情報処理技術者試験は、情報処理推進機構(IPA)が運営する試験で経済産業省によって認定される国家試験です。


情報処理技術者試験は、下の図のようにいくつかの試験区分に分かれています。
データベーススペシャリスト試験は「高度な知識・技能」に分類されています。


引用:IPA 情報処理推進機構 https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_gaiyo.html


国家試験であるため、特定の企業の製品やシステムに関する出題はされません。


また、市販されているテキスト(教科書)も豊富で、勉強しやすい試験となっています。


合格率は10%前後で一般に高難易度の試験とされています。


IT業界においてネームバリューのある資格で、もっていると「すげぇー!!」ってなる資格です。

ナガ

データベースを扱わないシステムはないのでITに関わる方なら勉強しておいて損はない資格です。

受験のきっかけ

私はシステムベンダでプログラム開発の仕事をしています。

ナガ

受験当時は入社3年目でした。仕事にもある程度慣れてきて、もう一段ステップアップしたいなぁと考えているところでした。



仕事でデータベースを扱ってはいました。

ただ既存のデータベースからデータを取得したり、
既存のデータベースに対して更新・削除を行うプログラムを実装するのみでした。


ゼロからデータベースを設計する経験がなかったのです。


システムの開発は下記の流れで行われます。

システム開発の流れ
  1. システムで実現したいことを明確にする
  2. システムで扱うデータを定義する
  3. システムで扱うデータを格納するためのデータベースを設計する
  4. 設計したデータベースに対して、データを登録したり、データを取得したりする個々のプログラムを実装する

私は当時「4」の経験しかありませんでした。


より上流の「1」から「3」の経験をしてみたいと思ったことが受験のきっかけでした。


また、当時「ビックデータ」という言葉をよく耳にするようになり、そのような流行に乗れるのではないかと考えたこともきっかけのひとつです。


試験に合格した場合、会社から一時金が支給されることも動機の一つでした。

ナガ

実はこの一時金が一番の理由だったかもしれません(笑)。

具体的な勉強方法

ナガ

私の勉強方法をご紹介します。


受験を考えている方の参考になれば幸いです。

試験日の3か月前から1か月前まで(90日前~31日前)

試験日の3か月前から、「情報処理教科書 データベーススペシャリスト」という本を使用して学習を開始しました。


電車での通勤時間を利用して少しずつ読み進めました。

ナガ

行きと帰りで30分ずつで1日60分ほどの勉強時間です。



幸い私が通勤に利用している電車は混んでおらず席に座ることができたため、
集中して勉強することができました。


試験の1か月前までの2か月間でテキスト読み (読むだけ) を3周しました。

1週目は軽く目を通す感じでさらっと読みます。

ナガ

小説を読む感じで軽く読みます。
わからないところがあっても気にしないようにします。


2周目はわからないところを洗い出す気持ちで精読をします。


このときわからないところを付箋などで印をつけておきます。
わからないところを無理に調べたりはしません。

ナガ

このときわからないところを付箋などで印をつけておきます。



3周目は2周目で印をつけたところだけ読みます。



テキストを読んだだけでは理解できない内容はGoogle検索して知識を補足しました。


ここまで平日の電車内だけで勉強し、土日 (休日) は勉強を休憩していました。

試験日の1か月前から試験当日まで(30日前~試験当日)

試験の1か月前からは過去問の演習を開始しました。


データベーススペシャリスト試験は、以下の4つの区分に分かれていて、すべての区分で60%以上得点しないと合格となりません。

・午前1
・午前2
・午後1
・午後2

午前1と午前2

午前1と午前2は四者択一の選択問題です。

選択式問題とは「次のア~エのうち、適切なものを1つ選べ」というやつです。


そのため、通勤の電車などの隙間時間にスマートフォンのアプリなどを利用して勉強が可能です。

一方で午後1と午後2は記述問題ですのでじっくりと腰を据えて取り掛かる必要があります。


まず、午前試験について、電車での通勤時間を利用して過去問の演習を行いました。


過去問演習アプリをアプリストアからスマートフォンにダウンロードし電車内で解きました。

ナガ

アプリは、アプリストアで「データベーススペシャリスト」と検索して表示されるアプリで無料のものであればなんでもよいと思います。


私は「応用情報技術者試験」に合格していたため午前1は免除でしたが、午前1についても上記の勉強方法で十分対応可能だと思います。


過去5年分を正解率100%になるまで繰り返し解きます。


午前試験は過去問からほぼ同じ問題が出題されることが多いので、
これをやっておけば合格ラインの60%は十分獲得可能であると思います。

午後1と午後2

午後試験については、先にご紹介した下記の書籍に、過去問が収録されたCDが付属されていますので、印刷します。



土日(休日)と、平日の帰宅後の時間を使って、自宅で過去問5年分の演習を1周行いました。


このとき、時間を測って演習します。


午後1試験は90分のうちに2問解答する必要があります。
1問あたり45分しかなく、時間がかなりシビアです。


本番では緊張による時間のロスなどが考えられますので、演習では「1問35分ぐらいで解答する!」ぐらいの気持ちで取り組むのがよいと思います。


一方で午後2試験は1問を120分で解けばよいので時間は余り気にしなくてもよいと思います。

それでも演習の段階から時間を測って取り組んでおいたほうがよいです。


データベーススペシャリスト試験は、
午前試験の難易度より午後試験の難易度の方がとても高いです。



勉強の力の入れ方としては午前10%、午後90%くらいの気持ちで取り組んだほうがよいです。

ナガ

私は以上のように独学で勉強しました


データベーススペシャリスト試験は国家試験であり、IT業界では有名な試験であるため
市販のテキスト(教科書)が様々な出版社から発行されていてとても豊富です。

そのため試験内容に関する情報を容易に取得できるため、
スクールに通ったり、オンライン講座を受ける必要はありません。


とはいえ、独学で勉強するよりは、
人から教えてもらった方が効率がよいのは事実だと思います。


スクール代等の費用がかかっても効率的に勉強したいという方はスクールやオンライン講座の受講を検討いただけたらと思います。


「資格の大原」でデータベーススペシャリスト試験のWEB講座があります

ナガ

資料請求は無料なので、気になった方は資料請求してみてください!

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試験結果

午前1は免除でした。

午前2は8割、午後1、午後2は7割得点できており、 無事合格することができました。

試験を受けてよかったこと

試験を受けて、データベースの設計に関する知識をつけることができた事がなによりよかったです。


私がシステム開発の仕事をしていることもあり、
ダイレクトに仕事のスキルアップに役立ちました。


システム開発の業界では非常に有名な試験ですので、
会社にもデータベース設計の知識があることをアピールできました。

その結果データベース設計の業務を任せてもらえるようにもなりました。

ナガ

仕事の幅が広がったことで給料もアップしました!



また、データベーススペシャリスト試験は転職にも有利です。


転職するつもりがなくても、
資格を取得できたことで今の会社がどうにかなってしまったとしても
別のどの会社でも飯を食っていけるという自信が生まれました。


私の会社でも中途採用が行われていますが、
データベーススペシャリスト資格保持者は一目おかれています。


新卒でデータベーススペシャリスト資格保持者が入社したことがありましたが、
彼はびっくりするほど優秀でした。

ナガ

学生時代に取得できれば、
就活におけるめちゃくちゃ強力なカードになります!


・データベースの設計に関する知識をつけることができる

・まかせてもらえる仕事の範囲がひろがり給料アップできる
 (資格合格を昇給・昇格の条件にしている企業もある)

・就職、転職に有利

さいごに

みなさんのスマートフォンにダウンロードされているアプリをはじめ、
世の中のプログラム(情報システム)は何らかの形でデータベースを利用しています。


データベーススペシャリスト試験は、
情報システム開発に携わる方にはとてもおすすめな試験となっております。


業界では有名な試験ですので、
就職活動をされる予定の学生の方にもおすすめな試験です。


学生で、データベーススペシャリスト試験の合格者はほとんどいないため
とても大きなアピールポイントになります。


実務経験が必要なのでは?と不安になるかたもいるかと思いますが、
特定のベンダに依存する試験ではないので、実務での個別具体的な知識は不要です。



先に紹介したような市販の対策用テキストで勉強していただければ十分対応可能と考えます!

ナガ

興味を持っていただけた方は、
ぜひ、受験してみてください!


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この記事を書いた人

情報処理技術者試験の合格に役立つ情報を発信しています!
情報処理技術者試験を受けてみようかな?と考えているみなさまのお役に立てるようなブログを目指しています!
普段はITエンジニアをしています。
どうぞよろしくお願いします。

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