企業の収益性がわかる!EPS(1株あたりの純利益)とは?

ナガ

こんにちは!ナガです

今回はEPS(1株あたりの純利益)について紹介します。

わかりやすく解説していますのでぜひ見ていってください!

目次(クリックで飛べます)

EPSとは

EPSは「Earnings Per Share」の頭文字をとったものです。
日本語だと「1株あたりの純利益」といいます。

Earningsは「純利益」、Perは「〇〇あたりの」、Shareは「株式」です。

これだけですと理解が難しいと思いますので、
EPSの計算式からEPSの意味するところを見ていきましょう♪

EPSの計算式

EPSは下記のように計算します。

EPS(円)=当期純利益(円)÷発行済株式数(株)

計算式は簡単で、当期純利益を発行済株式数で割るだけです。

計算式に登場する当期純利益は損益計算書の項目で、
企業が当期に稼ぎ出した利益のことです。

損益計算書(当期純利益)について詳しくはこちらをご確認ください

発行済株式数はその名のとおり、その企業が発行した株式すべての個数です。
例えば、トヨタの発行済株式数は約33億株です(2020年9月現在)。

EPSの意味するところとは

EPSは1株あたりの当期純利益を表しています。

つまり投資家が購入した株1株あたり、
企業が何円の利益を稼ぐことができたか
を表します。

EPSは大きければ大きいほどよい

EPSの使い方

過去のEPSの推移をみることで企業の収益性の成長率を分析することができます。

年々EPSが成長している企業は収益性が成長しているとみることができます。

ナガ

EPSの推移をみてみよう。
100円、120円、150円と順調に成長しているな!

また、同じ業界の他の企業のEPSと比較を行うことで、
その企業の収益性に優位性があるかどうかの判断に利用することもできます。

ナガ

A社のEPSは100円
B社のEPSは120円か。
B社のほうが収益性が高いな!

EPSが増減する要因

EPSは当期純利益、発行済株式数によってつぎのように増減します。

・当期純利益が増加するとEPSが増加する
・当期純利益が減少するとEPSが減少する

・発行済株式数が減少するとEPSが増加する
・発行済株式数が増加するとEPSが減少する

ポイントは、当期純利益が変わらなくても発行済株式数によってEPSが増減するということです。

企業が新しく株を発行すると発行済株式数が増加します。
発行済株式数が増加すると1株当たりの純利益(EPS)は希薄化して減少してしまいます。

企業が自社株買い(企業が自社の株式を市場から買い付けること)を行うと、
発行済株式数が減少して、1株あたりの純利益(EPS)は濃厚化して増加します。

収益性の分析に当期純利益ではなくEPSを使用する理由

収益性の分析をする際に、当期純利益ではなくEPSを使用します。

その理由を理解するために、
異なる企業の収益性を比較することを考えてみましょう。

当期純利益は企業規模によって大きく異なります。
規模が大きい企業ほど当期純利益の規模も大きいため、
当期純利益の金額の単純比較では収益性を比べることはできません。

当期純利益を発行済株式数で割ったEPSを使用することで、
規模の異なる(発行済株式数が異なる)企業の収益性の比較を行うことができるため、当期純利益ではなくEPSを使用します。

ナガ

A社の利益が100億円、発行済株式数が1億株、EPSは100円

B社の利益が200億円、発行済株式数が4億株、EPSは50円

利益はB社の方が大きいけど、EPSはA社の方が大きい。収益性はA社の方があるな。

といったかんじです。

また、当期純利益の金額の単純比較では
発行済株式数の増減を考慮した分析を行うことはできません。
EPSを用いることで発行済株式数の増減を考慮して分析を行うことができます。

例えば企業が新株を発行して投資家から新たに100億円の出資を受けた場合、
企業はこの100億円をつかってさらなる事業を行えるため、当期純利益は大きくなることが多いです。
この当期純利益の増大が新たに発行した株式数に見合うほどの増大でなければ、
当期純利益の増大とは逆に、1株あたりの利益は希薄化してEPSは下がってしまうことになります。

投資家が注視するのは、自分が投資した1株あたり何円の利益を上げられているかですので、
当期純利益ではなく発行済株式数の増減も考慮したEPSで分析することが多いです。

ナガ

この年は当期純利益が大きく増加しているけど新株を発行したからか
当期純利益は増加したけどEPSは減少してしまっているな

といったかんじです。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

今回はEPSについて紹介しました。

最終的な投資判断は企業の事業内容などもみる必要がありますが、
EPSはお手軽に企業の収益性をはかる一つの指標となっています。

みなさんも利用してみてください!

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この記事を書いた人

資格試験好き。IT系会社員です。
株式投資歴5年|プログラマー歴10年|データベーススペシャリスト|
ネットワークスペシャリスト|情報処理安全確保支援士(セキュリティスペシャリスト)|FP2級|簿記2級

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