企業の収益性がわかる!ROA(総資産利益率)とは?ROE(自己資本利益率)との違いに注意!

ナガ

こんにちは!ナガです

今回は総資産に対する収益性を示す「ROA(総資産利益率)」について解説します。

わかりやすく解説していますのでぜひ見ていってください!

目次(クリックで飛べます)

ROAとは

ROA(総資産利益率)とは、
企業内のすべての資産(総資産)に対する利益の割合です。

ROAは「Return On Assets」の頭文字をとったものです。
日本語だと「総資産利益率」といいます。

Returnは「利益」、Assetsは「総資産」です。

ROAが大きいほど総資産を活用してたくさんの利益を稼ぐことができているため、
ROAは大きければ大きいほどよいです。

日本企業のROAの平均は3%程度
米国企業のROAの平均は6%程度です。

ROAの計算式

ROAは下記のように計算します。

ROA(%)=当期純利益(円)÷総資産(円)×100

計算式は簡単で、当期純利益を総資産で割るだけです。

計算式に登場する当期純利益は損益計算書の項目で、
企業が当期に稼ぎ出した利益のことです。

損益計算書(当期純利益)について詳しくはこちらをご確認ください

計算式に登場する総資産は貸借対照表の「資産」の項目のことで、
企業が保有している機械や商品などのすべての資産のことです。

貸借対照表(資産)について詳しくはこちらをご確認ください

ROA計算の具体例

具体的な例を見てみましょう。

当期純利益が100億円、
総資産が1000億円の企業のROAを計算してみましょう。

ROA(%)=当期純利益(円)÷総資産(円)×100
      =100億円÷1000億円×100
      =10%

ROAは10%となります。

ROAの意味するところとは

ROAは当期純利益を総資産で割って求めることから、
企業が、総資産を使ってどれだけの利益を稼ぐことができたか(総資産に対する収益性)」を表しています。

↓↓↓のように①と②の企業があった場合↓↓↓

①総資産2000億円で100億円の当期純利益を稼ぐ企業
②総資産1000億円で100億円の当期純利益を稼ぐ企業

②の企業の方がより少ない総資産で100億円の利益を稼ぐことができていて、
優秀であることがわかります。

ナガ

②の企業のほうが総資産を有効活用できている!

ROAはこのことをわかりやすく示すための指標です。

①と②のROAを計算すると下記のようになります。

①の企業のROA(%)=当期純利益(円)÷総資産(円)×100
           =100億円÷2000億円×100
           =5%

②の企業のROA(%)=当期純利益(円)÷総資産(円)×100
           =100億円÷1000億円×100
           =10%

「①の企業のROAが5%」<「②の企業のROAが10%」となり、
②の企業の方が優秀であることがROAを使うことで簡単に示すことができました。

このように、ROAを使うことで、総資産に対する収益性の優劣を簡単に比較することができます。

ちなみに、ROAと似た指標にROE(自己資本利益率)があります。
ROEは自己資本に対する当期純利益の割合です。

ROEについて詳しくはこちらの記事をご参照ください。

ROAとROEのどちらを重視すべきか

ROAとROEのどちらも企業の収益性を測る指標ですが、
ROAとROEのどちらを重視すべきでしょうか?

答えとしては、「どちらも重視すべき」です。

ROEは、自己資本という株主が出資した金額に対する利益の割合を表しており、
株主にとっては自分が出資した金額がどれだけ効率的に使用されて利益に結び付いているかを測る重要な指標となっています。

ROAは、自己資本だけでなく負債も含めた総資産に対する利益の割合を表しており、
企業の総合的な収益性を測る指標となっています。

「自己資本だけでなく負債も含めた総資産」とは、
株主が出資した金額(自己資本)を元手に購入した資産だけでなく、
銀行などから借り入れた金額(負債)を元手に購入した資産も含んだ
総資産という意味です。

ただ、近年の株主重視のトレンドにより、ROAよりもROEの方を経営指標として掲げる企業が多いのも事実です。

投資家にとって、
自分が投資した金額に対する収益性を測るうえでROEが重要。

ただし投資家として、
企業の総合的な収益性も見ておく必要があるのでROAも重要。

そのため、結局どちらも重要です。

大切なことは、ROEとROAの違いをしっかりと把握しておくことです。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

今回はROAについてご紹介しました。

ROAを使って企業の収益性を測ることができます。

ROEは自己資本だけで計算しており、負債を考慮しないという注意点がありましたが、
ROAは負債も含めた収益性を測ることができます。

企業の収益性を測る際は、ROEとROAの両方をみるようにしましょう!

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この記事を書いた人

資格試験好き。IT系会社員です。
株式投資歴5年|プログラマー歴10年|データベーススペシャリスト|
ネットワークスペシャリスト|情報処理安全確保支援士(セキュリティスペシャリスト)|FP2級|簿記2級

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