ITストラテジスト試験の答案のコピーを開示してもらいました

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こんにちは!

みなさんは情報処理技術者試験の答案のコピーを開示してもらえることをご存じでしょうか?


試験会場で答案は回収されてしまうのですが、
後日、個人情報の開示請求を行うことでコピーを開示してもらうことが可能です。
※少額ですが費用はかかります。


具体的な方法はこちらのサイト様が詳しいので参考にしていただけたらと思います。
(私もこちらのサイト様を参考に開示請求をしました。)


2023年のITストラテジスト試験の午後Ⅱ(論文)の答案のコピーを開示してもらったのでその結果を記しておきたいと思います。
(問3を選択しA評価で、合格できたものになります。)

目次(クリックで飛べます)

午後Ⅱ(問3)

※問題文はこちら↓(IPAのサイトです。)

環境情報記録機能を搭載した呼吸器疾患向けの薬剤吸入器

1 IoT製品の概要と企画の経緯、プロダクトイノベーションでのアプローチした型とその理由

1.1 IoT製品の概要と企画の経緯
 論述の対象は喘息などの呼吸器疾患向けの薬剤の吸入器の製造、販売を主に行うA社である。患者はA社の吸入器を使用して薬剤を吸入する。薬剤には定期的に吸入が必要な薬剤と発作時に吸入する薬剤がある。吸入器の市場は成熟しておりA社の売上はこの5年間横ばいを続けている。吸入器そのものの機能としては公的な基準が定められており他社との差別化が困難であるという特性がある。少子化による人口減少の影響を受けA社の吸入器の使用者が今後は減少することが予測されておりA社の売上は横ばいからさらに悪化し減少へと転じてしまう見込みである。このことが社会環境の急変に勝ち抜くための革新的な製品戦略の企画の経緯である。IoT製品の概要は、吸入時の時刻・位置情報・温度湿度などの環境情報の記録収集機能を搭載した吸入器である。

1.2 プロダクトイノベーションでのアプローチした型とその理由
 プロダクトイノベーションでのアプローチした型はニーズ主導型である。ニーズ主導型でアプローチした理由は、市場のニーズを出発点とすることで市場のニーズに適合した製品を投入し、A社の売上が横ばいを続け、今後は低下してしまうと予測されている現状を打破するために重要であると考えたからである。A社のITストラテジストとして私は以下のように市場のニーズに適合し社会に新たな価値を提供する製品投入の戦略を立案した。


2 市場・競合他社の動向調査、最新の技術情報の収集と検討、ステークホルダへの提案、製品化の過程で抽出した課題とその解決策の策定

2.1 市場・競合他社の動向調査、最新の技術情報の収集と検討
 市場のニーズを把握するため患者に対してヒアリングを行った所、患者は、「定期的に吸入が必要な薬剤の吸入し忘れを防止したい」、「発作時の吸入時の状況について後から振り返ってそのような環境に立ち入ることを今後は避けるなどの日常生活上の対処をしたい」といったニーズを持っていることを特定した。検討した結果、患者のニーズに応えることは重要であるもののそれだけではA社の売上の拡大に大きく寄与することは難しいと考え、新たな収益源となる顧客を見つけ出せないか検討することとした。社内の有識者とともにブレーンストーミングの方法を活用して吸入器にまつわるステークホルダを顧客となり得るかの観点で洗い出した所、呼吸器疾患の薬剤の製薬会社と、患者の治療を担当する医療機関が洗い出された。両者にヒアリングを実施した所、製薬会社は「患者の薬剤の吸入歴を正確に把握することで薬剤の開発に役立てたい」、医療機関は「患者の薬剤の吸入歴を正確に把握し患者の治療方針の検討に役立てたい」というニーズを持っていることを特定した。吸入器から収集した情報を活用することで患者だけでなく製薬会社や医療機関のニーズに応えることができると判断した。競合他社については他社のホームページの精査や製薬会社等からのヒアリングにより同様の取組は行っていないことを特定した。技術調査については、他社の手首に装着するリストバンド型の血圧測定器の事例を調査しA社でも適応できることを確かめた。

2.2 ステークホルダへの提案と承諾
 まず私は製薬会社や医療機関に対して情報提供サービスの内容についてプレゼンテーションした上で、料金を払ってでもサービスを利用してみたいか、その料金はどれくらいを想定するかといったヒアリングを行った。その情報をもとに投資効果について1年間で5千万円と見積もり本企画のステークホルダであるA社の経営層に提案した。患者、製薬会社、医療機関、A社と四者にとって価値のあるものとなることをプレゼンテーションして承諾を得ることができた。

2.3 製品化の過程で抽出した課題とその解決策
 抽出した課題はどのようにして患者から吸入器により収集した情報を製薬会社に提供することへの同意を得るかである。患者には医療の質がより向上することをアピールすることで患者自らが進んで同意し使用していただくことができた。


3 調査結果、収集した情報はどのように寄与したか、ステークホルダへの提案の評価、製品化の過程で抽出した課題の解決策に対する妥当性の評価

3.1 調査結果、収集した情報はどのように寄与したか
 患者のニーズだけでなく製薬会社や医療機関のニーズについてもヒアリングを行ったことが工夫した点である。製薬会社や医療機関に対してヒアリングを行ったことで患者のニーズに応えるだけでは難しかった今までにない存在を顧客とし新たな収益源を確保するということに寄与することができた。

3.2 ステークホルダへの提案の評価
 ステークホルダへの提案への評価については予め製薬会社等へのヒアリングにより投資効果を見積もっていた点について良い評価を頂くことができた。また製品企画の内容についても医療の質向上に寄与する内容としてA社のブランドイメージの向上につながるという定性面にも評価を頂くことができた。

3.3 製品化の過程で抽出した課題の解決策に対する妥当性の評価
 新製品の吸入器を多くの患者に使用してもらいデータの蓄積を得ることが製薬会社への情報提供サービスを有効なものとするために重要であった。使用者を増やすために2章で述べた医療の質の向上に寄与することを患者にアピールすることの他に、新製品の価格を従来品の価格と同等とすることを解決策として提案していた。この妥当性については製薬会社への情報提供サービスにより吸入器そのものの売上とは別に収益を確保できることから妥当と評価してもらうことができた。
                                                 ー以上ー

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この記事を書いた人

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