プロジェクトマネージャ試験の答案のコピーを開示してもらいました

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こんにちは!

2023年(令和5年)のプロジェクトマネージャ試験の午後Ⅱ(論文)の答案のコピーを開示してもらったので、これから受験されるかたの参考になればと思い、記しておきたいと思います。
問1を選択しA評価で、合格できたものになります。

開示請求の方法はこちらのサイト様が詳しいので参考にしていただけたらと思います。

目次(クリックで飛べます)

午後Ⅱ 問1

問題文

A病院における医療情報システムの構築プロジェクト

1 システム開発プロジェクトの目標、目標を達成するために重要と考えたプロジェクトマネジメントの対象、及び重要と考えた理由

1.1 システム開発プロジェクトの目標
 論述の対象はA病院における医療情報システムの構築プロジェクトである。私は病院向けに医療情報システムの開発・導入・保守を行っているB社のプロジェクトマネージャであり、当プロジェクトのマネジメントを担当した。当プロジェクトの目標は、A病院の院長より1年後の稼働を強く求められており、1年後の稼働必達である。

1.2 目標を達成するために重要と考えたプロジェクトマネジメントの対象、及び重要と考えた理由
 病院は医師をはじめとして看護師、検査技師、医療経営士など様々な職種が働く場であることから医療情報システムに対して多様な要求が発生しやすく、これらの要求を適切に要件としてとりまとめ適切に優先順位付けすることが大切である。しかし当プロジェクトでは経験豊富な要員が他プロジェクトに参加しており十分に確保できずチームリーダのC君とサブリーダのD君の2人を除いて、チームメンバの5名は医療情報システムの構築に携わった経験が少ない計7名のチーム構成でのぞむこととなった。そのため1年後の稼働必達というプロジェクトの目標を達成するために時間、コスト、品質以外では、経験が少ないメンバが参加するという理由から「プロジェクトチーム」をマネジメントすることが重要と考え、「プロジェクトチーム」をプロジェクトマネジメントの対象とすることとした。

2 マネジメントの方法を修整したもの、修整が必要と判断した理由、及び修整した内容

2.1 マネジメントの方法を修整したもの
 プロジェクトマネジメント計画を作成するにあたり、会社標準を参照することは効率が良くまた効果的である。そのため私はB社会社標準をベースにプロジェクトマネジメント計画を作成することとした。しかし経験が少ないというチームメンバの構成の独自性と、様々な要求が発生しやすいという特徴を考慮してプロジェクトチームにおける要件定義工程のマネジメント方法を修整することとした。

2.2 修整が必要と判断した理由
 B社会社標準としては、要件定義は簡易なヒアリングシートを元に病院の各部署の担当者にヒアリングして持ち帰り、チームメンバが要件定義書を作成、チーム内で要件定義書のレビューを行うというものであった。しかしこれをそのまま適応しただけでは経験が少ないメンバが多いという独自性から、要求のヒアリングが正しく行えず、手戻りの多発や要件の膨張をまねき最終的にはプロジェクトの目標を達成できない状況になるリスクが高いと判断した。このことが修整が必要と判断した理由である。

2.3 修正した内容
 修整にあたり私はリーダのC君とサブリーダのD君を含むチームメンバ全員と相談の上決定することとした。全員が納得した内容とすることが意欲的に取り組んでもらうために重要と考えたからである。結果として以下の点について修整を行った。
(1) ヒアリングのマネジメント方法の修整
 B社会社標準では簡易的なヒアリングシートを用いてヒアリングを行うというものであるが、これを詳細化するように修整した。特に重要と考えた点は「なぜなに分析シート」の追加である。現場の担当者とヒアリング担当者がこのシートをもとになぜと答えを深ぼっていくことで要求の真の背景を整理できるというものである。マネジメント方法の修整点としてはこのシートの記載を必須とするようにプロジェクトルールにも追加した。
(2) 要件定義書のレビューに利用者の参加
 会社標準ではチーム内のレビューのみというマネジメント方法であるが、これでは適切なレビューが当プロジェクトの体制では十分に行えないと考え、要求の発出者や関連する部門の責任者もレビューに参加いただく計画とすることでA病院側とも合意した。

3 修整の有効性をどのようにモニタリングしたか、モニタリングの結果とその評価、必要に応じて行った対応

3.1 修整の有効性をどのようにモニタリングしたか
 プロジェクトの実行段階に際しては修整の有効性をモニタリング・評価することが重要である。私はレビューへの参加を通じてのレビュー時の議論の様子を観察すること、レビュー記録表のチェック、レビュー指摘密度などの品質管理指標のチェック、経験が少ない5名の生産性の状況のチェックを通じてモニタリングを行った。生産性の計上基準としてはより保守的にするために標準とは異なり着手時に0%(標準では30%)とし利用者承認時に100%計上してもらうように工夫した。

3.2 モニタリングの結果とその評価、必要に応じて行った対応
 要件定義工程が開始され、私は計画通りレビュー等に参加しモニタリングを行った。レビューにおいては「なぜなに分析シート」の追加及び当該シートの記載を義務付けたことで整理された要件とすることができており、他の要件との不整合や要件の膨張といった大きな問題もなく要件定義工程を終えることができた。心配していた経験が少ない5名の生産性についても「なぜなに分析シート」の記載による工数の増加は見られたが手戻り等が防止できた効果もあり、B社標準と同水準で終えることができた。以上から今回の修整は良い評価としている。ただ利用者のレビュー参加について、要件定義工程の中ごろに医事課の担当者の方から多忙なため関係性のうすい案件のレビューにはできれば参加したくないという意見を伺った。関係性がうすい場合でも思いもよらぬところで影響があることがあることを説明、どうしても多忙で参加が難しい場合に備えて資料の事前配布を行い目を通してもらい本当に不参加で問題ないか部署内で確認してもらうように対応した。
                                                 ー以上ー

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